『釣りキチ三平』「赤沢堤」のモデルになった池
別名の喜早池は、明治時代に巨額の私財を投じてこのため池の築造・改修にあたった地元の素封家の名をとった。明治天皇も東北御幸の際に訪れたということである。
また、この池は養殖事業の試みのあと生き残って巨大化したチョウザメが生息していた。これが地元の釣り人を通じて「釣りキチ三平」の作者の知るところとなり、「赤沢堤の主」というストーリーとして結実した。
心霊スポットとしても地元では有名という話もあり、何かと話題性のある池である。
物語の中で巨大魚を釣りキチ三平はみごと釣り上げるのだろうか。残念ながら現実のこの池では釣りは禁止である。