水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

竹島川の野池(仮称)(高知県四万十)

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四万十川の怪魚アカメの聖地。

イトウとならび日本ではモンスター級のターゲットとして釣り人の浪漫をかきたてるアカメは、スズキ科の肉食魚で、外来魚のように見えてじつは日本の固有種という話。世界的に見るとバラマンディやナイルパーチなどの近縁種が分布しており、スズキに味が似ていることからスズキの代替品として寿司ネタで出ることもあるという。

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アカメは宮崎と高知の汽水域に見られるが、宮崎では捕獲が禁止されていることからアカメ狙いの釣り人は高知をめざす。
高知市街地にある浦戸湾で日本記録が出ており、アクセス性のよいポイントも開拓されてきたが、もとはアカメといえば『釣りキチ三平』にも描かれているように、四万十川の幻の怪魚と思われてきた。
本流よりも潮の入る支流の方がポイントが絞りやすいということもあってか、竹島川はアカメ釣り人のあいだでは知られているようだ。
そんな竹島川のかたわらに三つの池があった。名前は分からないが農業用の調整池であろう。上の池はクリアーだが下はマディー。中〜小型魚のライズが多いが魚種不明。それと異常なほどたくさんの亀が浮かんでいた。



上の池
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下の池
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竹島川
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