市民の手で守り育てられている「こんぶくろ池自然博物公園」
江戸時代、この一帯は軍馬を育成する広大な放牧場だった。雑木林に囲まれ馬たちの水飲み場となっていたと思われる湧水の池が点在していた。当時の姿に近い状態で保全されたのが、こんぶくろ池と弁天池。これらの池の水は大堀川を経て手賀沼に流れ込んでおり、手賀沼にとっては希少な自然水源となっている。
池名を冠したNPO法人が池と森の保全に尽力し、今も整備が進められており成長が楽しみ。
こんぶくろ池の歴史
江戸時代は軍馬養成の放牧場
古文献に見る「子袋池」
『子袋池清水 壱ヶ所小袋池ハ夫ヨリ南青田新田御林入込同埜地之
内』(寛政期の高田台牧一件)
平成の「みお浚え」
「みお浚え」と呼ばれる「かいぼり(池干し)」が行われていたという古老の話にもとづき、NPOが平成27年冬に実施。
弁天池
もうひとつの湧水の池、弁天池
この池の小さな島には祠が祀られているが、2011年の東日本大震災で一度、完全に池の中に水没したという。
中はからっぽだったが、現在はNPO会員の彫刻家によって製作された弁天像が納められている。
弁天池からの流れ出し
こんぶくろ池の施設・設備
駐車場、トイレ
手作り感のあるかわいらしい駐車場。
案内板
Googleマップ
マークした場所は駐車場・トイレ。