かつてはフィールドアスレチックコースの構成要素にもなっていたレジャーレイクで「悠玄湖」という優雅な愛称まで持っていた。
コース閉鎖後もスポーツ設備やキャンプ場、コテージ、日帰り温泉のある望月温泉・みどりの村が併設した状態ではあるが、積極的に構成要素として湖面や景観が利用されている形跡はなく、寂寥感が漂う。
もともとは大正時代に築造されたハイダムスペックの溜め池で、印内耕地整理池という奇妙な名前は、今ふうに言えば印内土地改良区池、あるいは、みどりねっと印内池。つまり受益者である農家団体の名称であり、種明かしされれば別段、おかしな名前でもない。
山上湖的な立地で、山をかけ上るアプローチ路は迷路状なので、みどりの村をめざしていくとよい。
温泉駐車場のわきにある細い道を進めば、トイレとキャンプ場があり、右を見れば堰体が裾を落とす姿に会えるだろう。
インレット側がコンクリート護岸されており、景観的にやや水を差されている感があるが、アイデアと使いようによってはおもしろくもなりそうだ。