岐阜県飛騨地方・高山の町を洪水から守るべく宮川の上流域に鎮座する防災ダム。町から10kmも離れた山奥に、ひっそりとたたずんでいる。
訪れたのは2020年7月に高山を襲い、主要国道41号を寸断させるなど大きな被害をもたらした豪雨災害があったばかり。その痕跡はダム湖の中にも。
防災ダムなので、通常はほぼ水位が低い状態が保たれ、底のあちこちに木々が生えているが、木の葉っぱには泥が付いたままで、増水時の水位がうかがえる。
ダムの下流側1.5kmほどのところに川上岳の登山口。さらに下ること数キロで鱒蔵というポンド型のフィッシングエリアがあった。
このあたりの宮川は渓相も良いがアジメドジョウの保護区となっており、全面禁漁の看板もあった。
アプローチ路は1〜2車線の舗装路。一部、道が荒れているが酷道というほどではない。