【美女高原山荘キャンプ場】
低料金で釣りやボートで遊べるファミリー向けの池
岐阜の小京都・高山へと通ずる二本の国道と平行して、今は旧道として交通量も少ない木曾街道がある。この街道に美女峠という小さな峠があり、かつてここに比丘尼という美しい女が住んでいた。しかしこの女、ただの美女ではない。年齢800歳。大蛇の化身だという。
そんな伝説の地にある美女ヶ池はどこか神秘的な空気に包まれながらも、スワンボートや釣りで遊べてファミリーやカップル向けのレジャースポットでもある。
釣り桟橋で快適な釣りを楽しむのもいいし、草地護岸でのどかな釣りもいい。周囲の山なみが遠いので圧迫感がなく、のどかな趣きがある。
低料金で一日釣りが楽しめるが、その秘密は通常のファミリー釣り場と違ってニジマス等の放流に頼らず、コイ、マブナ、オイカワ、ギギなどの在来魚を対象魚としているところにある。
小物ばかりと侮っていると、70センチを越えるコイやソウギョがかかって竿を沖まで持って行かれることもあると聞いてはいたが、2020年8月の鯉釣り大会では、実際に70センチの鯉が釣り上げれるところを目撃することができた。巨鯉にボートを引きずられながら、衆目の中、10分以上もの格闘を制した男性。さぞかし腕が疲れたことだろうが、くわえ煙草でいたってクール。大会を最後まで見ずに池を後にしたが、やはりこの男性が優勝したのだろうか。
2016年11月にテレビ番組の企画と地元ボランティアが連携した30年来という水抜きが行われ、巨大ソウギョが捕獲・駆除された。ソウギョの一部は食材として活用したほか、駆除対象となった生き物のために池底の大きな石を引き上げて、供養碑にした。
キャンプ場、駐車場、トイレ、遊歩道、売店、自販機あり。
釣り桟橋、展望台、売店、遊歩道も
レンタルボートなど水辺レジャーを楽しめる池として、設備が充実している。
ビールも売っている。
隣接するキャンプ場
案内板
釣り料金に関する案内のほか、早朝などに勝手に釣りをする人への罰金3万円(高い!)に関する掲示もあった。
水抜き前の美女ヶ池(2015年)
Google マップ
マークした場所に駐車場。