水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

安岐ダム(大分県国東)

あきだむ。安岐川防災ダム。安岐ダム公園。
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国東半島のダム群のひとつで、一帯のダム湖としては大きい。とはいっても湖周2.5kmクラスと、リザーバーとしてはこじんまり。九州でよく見る黒々とした重力式コンクリートダムだが威圧感はなく、貯水池も含めて、もとからそこにあったようにすっぽり納まっていて親近感がわく。国東半島はこんな水辺が多い。
「安岐ダム」の名称は公園名として使われており、ダム名としても一般的になっているが、現地の案内板には「安岐川防災ダム」とあり、こちらが正式名称であろうか。名のとおり県営の防災ダムである。
ブラックバス、ブルーギル、まぶな、鯉、オイカワなどが生息し、現地の看板でもダムサイト100m以内の網場内の立ち入りを禁止しているだけで、過去にはボート釣りなどのレポートも見られた。
防災ダムとしては水位は高めで、湖岸道と水面との比高は小さいが、満水時は木々が湖周を取り囲むので釣り歩きは難しい。陸釣りや出艇がしやすいのは安岐ダムいこいの広場あたりか。
貯水池の北岸を二車線県道が通っているのでアクセス性はよい。
4月上旬に桜祭りが開催。ダムカードあり。

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堰体。
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案内板。


マークした場所は、安岐ダムいこいの広場駐車場。