水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

三保町あおい運輸雨水調整池(神奈川県横浜)

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横浜の公園池や調整池などの町池をつらつら立ち寄りながら散歩していたところ、信じていただけるだろうか。大都会の町中だというのに3時間以上も一軒のコンビニにも会えず、真夏かと思うような日射しにあぶりだされ空腹疲労困憊。
そんなとき新治市民の森の小高い遊歩道の上から、眼下にコンビニが見えた。しかし目前に見えて、山を下る道がない。
藪こぎとまではいかないが強引に山斜面を直滑降してコンビニにたどり着こうとしたそのとき、「三保町あおい運輸雨水調整池」の看板に出会った。まったくの偶然というか、都市遭難しかけての決死の直滑降をしなければ、どんな縁をたぐり寄せようが、この看板に出会うことはなかっただろう。
それにしても三保町ではすでに戸建の民家の壁に調整池看板を見つけて驚いたばかりだが、これも何たることか。
池の看板こそ付いてはいるが、どう見ても運送会社の敷地。
「キケンですから中へ入らないでください」と記されているが、この柵を乗り越えられるのはいったいどんな動物か。
看板を見る限り地下式でもなさそう。やっぱり、どう見ても運送会社の敷地。
そういえば横浜ではオープン式調整池の空中権(?)を民間に貸し出して財源にしようとする試みがあったと聞いたが、これがそれ?
下の写真の道の奥にある駐車場がコンビニ。
3時間ぶりに食糧を確保できて、とりあえず目の前のバス停のベンチに座ってモグモグやっていたら、やって来たバスが停車。乗るつもりはなかったのに、乗ってしまった。適当にどこかで降りて、町池さんぽをつづけることにしよう。

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