牧野キャンプ場。
水質のよいのびやかな水辺空間が広がり、堰体前には駐車場と無料のキャンプ場まであります。
弧を描くアースな堰体がかっこいい! なんて気軽に言っては失礼なほど、この池が昭和8年に完成するまでの12年間にわたる艱難辛苦、紆余曲折はたいへんなものだったようです。(案内板写真参照)
そういわれてみると、特徴的にカーブを描く堰体は、立地的に池を造ることが難しかった証左にも見えます。
堤高23mとダムスペックなのですが、2016年現在、全国のダムをほぼ網羅しダムマニアの聖典にもなっている「ダム便覧」には掲載されていないようです。
魅力的な水辺ではありますが、訪れたときは、なぜか魚や鳥、動物の気配がまったくなく、妙な感じで湖面が静まりかえっていました。
事前調査では釣り禁止という情報もあったのですが、現地で確認した看板では、ボートおよび遊泳禁止のキャンプ場ルールと、「あぶない! この付近でおよいだりあそんだりしてはいけません」という看板が堰堤に立っているだけで、釣り云々の表示は特に見あたらず。
では、釣りをしてもいいんですね、と思われても困るんですが、現認した範囲では、その問いに対しては否定もしないが肯定もしない、というCIAの公式発表みたい感じでしょうか。
駐車場と案内板。
マークした場所は駐車場。