クルマでぐるぐる動くこと小一時間。地図上で明確に名前が分かる池はのぞいて、それらしき池を探すのですが、池があるエリアの真ん中をバイパスが通っているので、行ったり来たりするのに、いちいち信号待ちで時間ばかり食ってしまいます。クルマを置いて自転車を起動させたいところですが、狭い農道で駐車スペースもありません。
「野依」の地名にもっと早く気づけばよかったのですが、もう何度目かになるバイパスをうんざりしながら渡ると、原っぱの先に看板らしきものが見えました。
バイパスの側道というのか、クルマ一台分の幅しかない農道をそろそろと進み、近づいてみたのがカーナビ上で「新池」と表示されている池。
あとはクルマを置いて、看板に向けて駆け寄ったところ、おめあての野依新池にやっと出会えました。
ベッコウトンボの生息地というだけでなく、この小さな池に大分県に生息するトンボ全種の半分が生活しているそうです。