水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

淡水池(沖縄県南大東)

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南大東島のカルスト湖沼群のひとつ。
島最大の大池と接続しており農道の橋がかかっている。マングローブが自生する大池は塩分濃度が少し濃いのかもしれないが、接続するこの池にわざわざ「淡水池」という名があてられているのには、それなりの理由があるのだろう。水路には表層の真水だけが流れ込むようになっているのだろうか。
南大東島の池には、ギンブナ、ティラピア、グッピー、鯉が生息しているということだが、農道の橋からはティラピアの魚群が多く確認された。
ファームポンド近くでは、クルマに轢かれた外来種のウシガエルらしき死骸も確認した。
大池の接続水路および淡水池ではティラピアの大群にまみれて黒くて赤いひれを持った正体不明の中型魚を数個体見た。調べてみたところ、ティラピアの一種で、繁殖しているナイル種とは別の種のようだ。警戒心が強く、すぐ水草の間に隠れてしまう性質など、他のティラピアとは明らかに行動が異なっていた。
地元の人は「鯉」じゃないかと言っていたが、どちらかといえばオスカーに見えてしまう。機会があれば、釣査をしてみたい。

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真っ黒な魚体、尾ビレの先端がオレンジ色。一瞬、熱帯魚のレッドオスカーかと思ったが、どうやらティラピアの一種のようだ。

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沖縄本島でもよく見かけるタイプのティラピア。大群をなす。



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よくいるティラピアと、黒い種の混泳。



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接続水路。野鳥の姿も見える。


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大池南端部。その向こうは空港跡地。



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南大東の池マップ(水辺遍路謹製)ver1.1