水辺遍路

訪れた全国1万1,700の池やダムを独自の視点で紹介

鯉ヶ窪池(岡山県新見)

【こいがくぼいけ / 鯉ヶ窪湿原】

池の周囲は「西の尾瀬」とも呼ばれる鯉ヶ窪湿原

鯉ヶ窪池は標高550mの山間に畝のように広がる丘陵地に穿たれた江戸時代築造の溜め池。
「鯉ヶ窪」という名前がいい。字を見ているだけで主のようなものが潜んでいそうな不思議な予感がする。
名の由来はシンプル。池と湿原の形状が鯉の魚体に似ているから。
池名と同じ名のついた鯉ヶ窪湿原は「西の尾瀬」とも呼ばれ、オグラセンノウ、ビッチュウフクロ、ミコシギクなど学術的に貴重な植物も多く、これら「鯉ヶ窪湿性植物群落」は国の天然記念物、および日本の重要湿地500に指定。
全国ため池100選にも選ばれた鯉ヶ窪池に行くためには、まず湿原管理棟前の駐車場にクルマを停め、協力金200円を払って堰体下に広がる湿原の木道をてくてく200mほど歩き、堰体を駆けあがると錦鯉が泳ぐ静かな池面がひらける。

鯉ヶ窪池の地形(空撮)

パノラマ

背中合わせの銭亀池




 

鯉ヶ窪池の景観

錦鯉の魚影

石碑

堰体

堰体下の湿原

奥に見えるのが堰体。


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国指定天然記念物「鯉ケ窪温生植物群落」

以下、現地の案内板より。

国指定天然記念物
昭和五十五年三月六日指定
鯉ケ窪温生植物群落(こいがくぼしっせいし
ょくぶつぐんらく)
この群落は、新見市の西部、広島県との県境付近にある標高約五五〇mの鯉ケ窪池の周辺に広がる湿原内にある。湿原の平面は、鯉の形をしていて、常に水湿を保ち、土地の人々が「沢っ田」と呼ぶ泥沼地である。この湿原には、オグラセンノウ、ビッチュウフウロなど隔離分布を示す希少植物や、寒地性植物のリュウキンカ、エゾシロネなどのほか、わが国固有の植物アギスミレ、サワオグルマ、サギソウ、スイランなどが分布する植物群落の宝庫である。季節により、それぞれの植物が美しい花を競い合い、「西の尾瀬」ともいわれる。西日本の代表的な湿生植物群落として学術上の価値が高い。
新見市教育委員会


 

施設・設備

管理棟


駐車場と案内板





 

道の駅と地酒




 

マップ

現地案内マップ

ニッポン湖沼図鑑マップ

Googleマップ

マークした場所に駐車場。