惣谷ダム。そうだにだむ。
死者25名を出した特急列車正面衝突事故の現場。
昭和46年10月25日に惣谷トンネルで発生した鉄道史上に残る惨事の現場である。自動列車停止装置（ATS）の故障という小さな出来事に端を発し、連絡不足、勘違いなど小さな人為的ミスがかさなり、特急列車はブレーキがまったく作動しない状態で急勾配の坂を推定時速120キロで暴走、先頭二両は横転したかっこうで惣谷トンネルに突っ込み、運悪く対向してきた別の特急列車と正面衝突した。一方、脱線逸脱した後続車両はトンネル入口の壁に激突した。
事故後、線路は別の場所に複線化され現在に至る。事故現場は廃線跡として今も惣谷池の堰体下にひっそりと残っている。
惣谷池の西側には「東青山四季のさと」と有料大駐車場がある。近鉄大阪線の東青山駅前なので電車でのアクセスも容易。駐車場1000円。
マークした場所は有料駐車場。
