水辺遍路

訪れた全国1万1,700の池やダムを独自の視点で紹介

くろんど池(奈良県生駒)

【黒添池 / くろんど池自然公園】

生駒八景のひとつで古くは黒溝池とも。

ひらがなで記名するのが一般的のようだが漢字では黒添池と書き、古くは黒溝池という名称もあったようだ。高山溜池とは道(堰堤)をはさんで隣接し、高山溜池築造後は予備的な役割を担っている。くろんど池の北岸に自然公園、駐車場がある。
くろんど池自体は奈良県に属するが、池畔丘陵の大阪側に広がるくろんど園地では野鳥観察、ハイキングを楽しめる。
2010年ごろまでは釣りはバス釣りの人気スポットで、初訪の2015年にはヘラブナ釣り師の姿もあった。柵ごしに竿を出すスタイルだった。



 

2015年の、くろんど池

釣り師の姿も。



bunbun.hatenablog.com


 

黒添池のとり水

池を造ることで水を得られる集落がある一方、水が得られなく集落も出てくる。そんな集落間のせめぎ合いを伝えるのが以下の話。

【参考】黒添池のとり水
 富雄川の上流、大和の最北端に黒添池という大きな溜池がある。旧北倭村地方は、徳川時代旗本の領地であったが、今から二百五十年ほど前に有山清治という代官がこの池を造ったという。何分水源が浅いので、自然に従えば河内の私市<きさいち>の方へ流れる谷の水を堤を築いてせきとめ、安明寺池と新池を作って、この水が黒添池の方へ入るようにした。村の人々はみんなもっこで土を運んで堤を築いたが、河内側から抗議を申し込んでくると、土砂の止めの工事だといっておき、いつまでもこの工事をしているというように、垣をして、もっこをひっかけておいたという。
(有山重忠)


 

マップ


マークした場所はくろんど池自然公園駐車場。