水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

チヨマトー沼(北海道帯広)

ちよまとうぬま。
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「チヨマ・トー」は、アイヌ語で「悪霊の棲む沼」。
クルマの行き交う帯広市街の国道のそばに、こじんまりとたたずむ姿からは想像もできぬが、かつては大きな三日月湖だった。
この北の大地が戦乱に明け暮れていたころ、十勝アイヌ、日髙アイヌ、北見アイヌ部族間の争いに敗れた者たちがこの池に幾重にも折り重なって倒れ、湖面は血で真っ赤に染まったという。
現在は、淵のようにくぼんだ奥に水を湛える。池はフェンスで囲まれ、南側に3基の社と鳥居が並ぶ様子は確かに、ただごとではない。
しかしながら、水面には大量のゴミが浮かぶ。アイヌは遠い祖先への敬意をなくしたのだろうか。
アクセスは根室本線の柏林谷駅からおよそ800m。チョマトウ神社の駐車場もある。

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<施設・設備>
駐車場
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マークした場所が駐車場