水辺遍路

訪れた全国1万1,950の池やダムを独自の視点で紹介

チョマト沼(北海道帯広)

【ちょまとぬま / チョマトー、チョチョマ沼、血妖魔沼】

漢字で「血妖魔沼」その意味は「悪霊の潜む沼」

「チヨマ・トー」は、アイヌ語で「我々が忌み嫌う沼」、あるいは「恐ろしい沼、害を受ける沼、悪霊の潜む沼」の意だという。
なんと漢字表記は「血妖魔沼」! ウソのようなホントの話で、ウィキペディアでも言及されている。
現在は道路改修で3分の2が埋め立てられ、わずかな水面が淵のようにくぼんだ奥に不気味に光っている。池はフェンスで囲まれ、南側に3基の社と鳥居が並ぶ様子は確かに、ただごとではない空気感。

もとは天然の三日月湖

クルマの行き交う帯広市街の国道のそばに、こじんまりとたたずむ姿からは想像もできないが、かつてはちょっとした三日月湖だった。
2004年、市民を巻き込んだ議論の末、チョマト沼は道路直線化工事のため大半を埋め立てられ、わずかな水面を史蹟として残すのみとなった。


 

異様な神社構造と戦没者慰霊祭

1800年ごろ、アイヌ民族同士の戦乱で日髙アイヌか北見アイヌ部の侵攻を受けた十勝アイヌが、この沼でカモを食べて油断した敵を包囲殲滅。戦士が幾重にも折り重なって倒れ、湖面は血で真っ赤に染まったという口承がある。
沼では長く戦没者慰霊祭が行われていた。


 

現在のチョマト沼

2026年

2014年



 

池を囲む四つの神社

北門神社


チヨマトウ神社など

よく似ている構えの神社が三つ、池の南側に並んでいる。




 

生息する魚類と動植物


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マップ

ニッポン湖沼図鑑マップ

Googleマップ

マークした場所が駐車場。