ヒメマスのふるさとは、オホーツクの秘湖。
「オホーツクの秘湖」と呼ばれ、エゾマツ、トドマツ、ミズナラの原生林に囲まれた周囲12kmの天然湖には、観光施設らしきものといえば無料の野営場とこだわりの小さなホテルが一軒あるだけ。
ホテルではカヌーも用意されているし、野営場の方もなだらかな汀(みぎわ)とつらなっているので、マイボートを気ままに出艇できる。野営場は駐車場があるものの、野営地にクルマの乗り入れはできないし、トイレ、水場以外の設備もないので手軽とはいかないが、オートキャンプ場にはない原生林の息吹を感じられるだろう。
釣りもボートを出すもよし、陸っぱりもよしと自由で、阿寒湖とならび日本に二つしかないヒメマスの原産地。難易度は高いが、オリジナルのヒメマスに会えるかもしれない。ほかヤチウグイ、エゾウグイ、鯉、ニジマス、ワカサギも生息。冬期はホテルでワカサギ穴釣りの指南もしてくれる。
なお水泳だけは禁止されている。
湖北側からのアプローチ路は未舗装の長い峠越え。砂利はしまっていて走りにくくはないが、対向車に注意。
マークした場所は野営場の駐車場。