水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

田ヶ池(静岡県掛川)


2016年2月末撮影

駐車スペースも整備され、便利になった往年のメジャーポンド。

掛川の野池というと茶畑の中のため池をイメージしてしまいますが、田ヶ池は田園地帯にある平地の野池。おかっぱりがしやすいことや規模感があることから古くから掛川の代表的バスポンドとして知られていました。
2007年ごろに初めて訪れたときは減水して広大な池底をさらした姿を目にしました。2013年に再訪した際は、湖岸路も狭くて駐車スペースも厳しいものがありましたが、16年の再訪では西岸側に埋め立てによって造成されたと思われる大きな駐車スペースとあずまやが整備され、合わせてこのあたりの護岸もコンクリートから草地にアップグレード(下写真)。さらに釣り人にやさしくなりました。ただメジャーさにイージーさが加わって、近年は野池マスターの間では敬遠されている感じもします。こういうときは逆穴場になることも、なんて淡い望みもはかなく反応してくれる魚は皆無。水面も驚くほど静かでした。自転車通学の高校生たちが次々に挨拶してくれたのが印象に残った田ヶ池再訪となりました。
ボートやフローターは禁止。
2014年の週刊へらニュースに推薦釣り場として一面掲載。


夏の田ヶ池。(2013年6月撮影)


西岸路


西岸路の奥に新設された駐車スペース。


減水時。2006年11月撮影。


マークした場所は駐車スペース。