巨大湖の名残りの公園池
雷電神社に併設された板倉中央公園。
駐車場、トイレ、あずまやもある公園内の池では、かつてはへらぶなが釣れたようだが、2012年にはすでに釣り禁止になっていた。
万葉にも詠まれた口説き歌の舞台でもある。
ロストレイク板倉湖(板倉沼)
上野の伊奈良の沼の大藺草
よそに見しよは今こそまされ
柿本人麻呂(万葉集)
かみつけの いならのぬまの おおいぐさ よそにみしよは いまこそまされ
万葉歌で「伊奈良の沼」と詠まれているのが板倉沼と考えられている。ウィキペディアによれば雷電神社周辺には板倉沼のほか、赤麻沼、石川沼、赤渋沼、前原沼といったロストレイクがあったようだ。
雷電神社は板倉沼と亥の子沼(?)の間に突き出した半島にあった、とも。
明治時代以降の埋め立てによって、わずかに残ったが昭和時代にすべて埋め立てられ消失湖となった。
板倉中央公園の池
池の景観(2023年6月)
2012年の池
駐車場・案内板
雷電神社
雷電神社門前のナマズ料理店