宮城島は別名「高離島(たかはなりしま)」。周囲の離島に比べて標高があることから名付けられたという。
その高台の台地上には広々としたサトウキビ畑が広がり、眼下には沖縄本島のエネルギーを担う石油備蓄タンクが並んでいる。
この石油基地のおかげで本土と島は「海中道路」という名物道路によって結ばれ、離島苦から開放されたという。
それでも「島尻マージ」と呼ばれる石灰岩質の土壌は水持ちがわるく、切れ切れとした畑しか作れなかった。客土とファームポンドの建設、機械化による作業集約によって現在の豊かな農地が生まれたと、その労苦が記念碑に刻まれていた。
池はコンクリートフェイシングの枡池でフェンスで囲まれており立入禁止。
東の伊計島も橋で結ばれており、本島からクルマで往還できる。
このような大小の二つの枡で構成されるファームポンドは伊計島でも見られました。二つの枡の水位は異なりますが、伊計島ではもっと極端な状況でした。どのような機能があるのか伊計島のファームポンドの池ナビの方で推測してみたいと思います。