べついんかちじいけ。
海南の野池群のひとつ。林道野尻線沿いにある池群では東端の山裾に位置し、堤下には集落が広がる。
堰体の前法面は土盛りのままの部分とコンクリート護岸部分が交互に入り組むかっこうになっていて、これはこれでカッコいいものがあるが、どのような目的をもった工法なのだろう。
改修の事業費は9千3百万円で国が半分以上、残りを県と市が拠出している。古い写真を見ると改修前の堰体部護岸は石組みで強化されていたが、草に埋もれて見えないだけなのか石組みらしきものがない。
それにしても素敵な名前だ。べついんかちじいけ、と読む。