北に対馬やまねこ空港をのせた台地、西は浅茅湾(あそうわん)のリアス式海岸が切り込むように迫る地形にあって、対馬最大級のレジャー施設群のグリーンピア海浜公園が池に隣接している。
この公園には、温泉、ふるさと伝承館、温水プールがあるほか、市営渡船の乗り場も。港では釣り人の姿も。
池は二又のV字形で、細い中堤で五つに区切られており、バックウォーターのひとつは湿原状になっている。このように池を細かく刻んでいる理由は海水の逆流を防ぐためだろうか。
堤は一見、土盛りに見えるが、よく見ると石垣のように積み石されていた。
「対馬の生物(長板浦周辺)」と題された案内板がガードレールに据え付けられており、この記述によれば溜め池とのことである。
ヒヌマイトトンボ、シオアメンボといった絶滅危惧種も棲んでいるらしい。シオアメンボは名のとおり海水まじりの水域に生息する種。
魚影も濃く、飛び石のように激しくジャンプしている魚もいた。汽水魚のボラだろうか。
アクセス路は二車線。池の周囲には駐車場も多い。
マークした場所は温水プール