みつわこ。雨山ダム。
親水機能ももった小規模生活ダム。
野池程度の小さな人造湖ではあるが、水位は低めに維持されているおかげで、なだらかで気持ちのいい草地の岸辺は散策もよし釣りもよしで、なんとも心あたたまる水辺空間をうみだしている。
人工の音といえば、山間にぽつんとたたずむこの小さな池を訪れるクルマの音がたまに聞こえるぐらいで、ほんとうに静かだった。
また、駐車場やトイレも完備。小さなワンドには二車線道路の橋も架けられ、堰体をのぞく湖周はクルマで一周できる。池の規模には不釣り合いなほど立派な重力式コンクリートの堰体といい、三和湖(みつわこ)という湖名といい、箱庭のように良い池の要素が詰まっている。
初めて訪れたのは2012年であるが、ずっと心に残っていて再訪できる日を楽しみにしていた。
防災ダムか防災機能を兼ね備えた農業用ダムかと思っていたが、管理する愛知県によると多目的の「小規模生活ダム」ということらしい。下流側の集落の上水道として利水されている水道水源池でもあるわけだ。
ブラックバス釣りで知る人も知る存在だが、規模が小さい上に魚影も濃いわけではないので、雰囲気を楽しむ釣り人にむいているように思う。
静かではあるが、周辺に食事処やコンビニなどは皆無。
マークした場所に駐車場。