近くには10前後の溜め池が同じ方向に頭を向け、まるで大谷ダムを護衛する艦隊の様相。
艦隊といっても、とても小さな艦隊だ。護衛艦は湖周200〜400m級で、大谷ダム自体も重巡洋艦ではない。なんとこのダムは「小規模生活ダム(生活貯水池)」というカテゴリに属するコンパクトな多目的ダムの全国第一号だという。その後、全国各地で小規模生活ダムは建造されるが、重力式コンクリートダム形式が採用されることが多く、大谷ダムのようなアースダム形式はめずらしいという。
ウェルカム感のある池で駐車場やトイレもあり、見学しやすい。堰体下にも大谷ダム公園がある。
艦隊を見おろす高台には、母艦のように十二貫野湖が陣を張っている。そちらにもけっこう大きな駐車場がある。
マークした場所は大谷ダム公園の駐車場。