水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

糺池(高知県須崎)


高知の中でもカツオタタキのメッカ須崎にある池

糺池。難読である。読みは「ただすいけ」か。すっかり道路と住宅に囲まれてしまい、海も近いことから船溜まりかと錯覚するような池。ブラックバス、ブルーギル、タイリクバラ タナゴ、カダヤシなど外来魚が多い。池岸の多くは住宅や店舗になっていて、水辺にアプローチできる場所がなかなか見つからない。
池の一角には巨大な排水機場がある。
高知県のオフィシャルサイトには、外潮位が高いときには田畑の排水が滞り、塩害にも悩まされていたというこの地域独特の苦悩が記されていた。その名も「池ノ内」地区。「糺(ただす)」という語は、寄せ集めるという意味と、間違いを正しく直すという意味がある。

 

排水機場



 

バス停名は「池山」


 

道の駅

イートインできるカツオのタタキ藁焼き

道の駅・かわうその里すさきが近くにある。イートインできるカツオタタキがリーズナブルで美味かった。ここのタタキは炭火焼きではなく藁焼き。
このタタキ、噛み締めるとほのかに薫るワラの甘いスモーキーさが口に広がり思わず目を閉じてしまう。(写真は2020年)

道の駅・かわうその里すさき

近くのスーパーのカツオタタキと食べ比べ

2023年、道の駅近くのスーパーで買ったカツオタタキと食べ比べ。さすが本場・須崎のスーパーだけあって、カツオタタキも「生」と「解凍」の二種類が置いてあった。
ともに炭火焼きで1パック400円ほどだが身の大きさと内容量が「生」の方はやや少ない。見た目は生の方がややピンクっぽく、解凍は全国どこでもお馴染みの感じのドス黒い赤。
この二つを持参のカツオタタキ専用の塩で食べ比べ。
うーん、もう何もいえないぐらい、どっちも美味い。ただ、やはり大ぶりで歯ごたえのある解凍モノの方が正直、好みかも。これは身の切り方や大きさの条件を揃えないと比較にならないと気づいた。
そして道の駅のイートイン。一皿600円。前回は500円だった気がするがやはり値上げの波?
おおっ、もう身の切り方からして違う。条件をそろえるため、持参のマイ塩を振りかける。ちょっとツウっぽいが、じつはこの塩、賞味期限が切れている。
頬張った瞬間、あああっ・・ワラの香り・・これはちょっと比較するのが酷であったかも。


手前の塩は持ち込みのマイ塩。賞味期限切れてた・・


 

Googleマップ

マークした場所は道の駅・かわうその里すさき。糺池は北東700mに。