水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

昭和ダム(和歌山県橋本)

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ニュータウンの調整池と思われるが、昭和ダムという名と昭和池という名の二つがあった。
擂り鉢状のコンクリート完全護岸で周辺敷地より水面はかなり低く、池の中に堤もあり、二段の池になっていることなど、大雨時に雨水を貯留する治水機能が見てとれる。
少し厄介なことに、昭和池という名でダムスペックを満たすものが岡山県、兵庫県、山口県、福岡県にもあり、情報の特定が難しいが、釣る禁止の看板設置者は水利組合となっており、堰体側の斜樋の存在からも利水も行われていると考えられる。
洪水吐には鋼製ゲートで開閉ができるようになっており、訪れた際の水位は低かったが、洪水時以外には水位を上げて多くの水を供給できるようにするといった運用がなされているのだろうか。

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