水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

龍潭池(沖縄県那覇)

【りゅうたん。首里城】
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各国の大使を招いた琉球王国でも筆頭の名勝池

琉球王国を統一した尚巴志の命で15世紀に築造された庭園池。池の築造に際しては琉球から中国に留学して学んだ技術が使われたという。
通常は大名など富裕層のものだった庭園池を、一般の人も楽しめる池として築造したという意味では「公園池」ともいえそうだ。
知る限りでは寛政改革を行った松平定信が白河藩主だった際に、「士民共楽」を謳い身分の差なく憩える水辺として南湖を整備したのが公園池の元祖ではないかと思っていたが、こちらの龍潭の方が350年も古いので、琉球王国の先進性に驚く。
交易と外交で生き延びてきた琉球王国が、海外からの使節の接待のため舟を浮かべて歓待したそうだ。龍淵橋を境に円鏡池と通水。
首里城の赤壁が碧の湖面に映り、龍淵橋でティラピアが生息しているが、釣り禁止。

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あまり見慣れない水鳥がそこかしこに。バリケンという鴨の仲間。


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釣りはご遠慮くださいとの案内板


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案内板