水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

奥津湖(岡山県鏡野)

苫田ダムと苫田鞍部ダム。とまただむ。
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二つの異なる型式のダムによって堰かれたオープンなダム湖。

変化に富んだ湖相を見せる奥津湖は13kmの湖岸道をもつ開かれた人造湖。中世には砦があった小高い丘は現在は湖に浮かぶ島になっており、遊歩橋で渡ることもできる。
さすが国土交通省管理の新しいダムだけあってバイパス道路でスマートにアクセスでき、物産館のある広い駐車場完備。さらに堰体見学もできて至れり尽くせり。
奥津湖はダムファンにとっても見どころが多い。この湖を堰いているのが、重力式コンクリートダムの苫田ダムと、ロックフィルダムの苫田鞍部ダムの二つ。異なるタイプのダムが協力してひとつの池を守っている。
また、苫田ダムの方にはラビリンス堰タイプの洪水吐が目をひく。
国交省によると、釣り大会、手づくり筏レース、ラジコンボート大会、水上結婚式、カヌー体験会など積極的な湖面利用を計画しており、ウィンドサーフィン、ジェットスキーまで認めていこうという動きもあるようだ。
ブラックバスはダム完成後すぐに確認されているほか、サツキマスも生息しているとのこと。
ダムカード配布対象ダム。

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ラビリンス堰タイプの洪水吐。


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苫田ダム(左)と苫田鞍部ダム(右)


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ロックフィルダムの裏側(水が貯まる方)


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苫田ダムの堰体天端はクルマも通行できる。


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苫田鞍部ダムのダムサイト駐車場と案内板。



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2016年撮影
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マークした場所に物産館と駐車場。