水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

熊高ダム(長崎県奈留島)

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奈留島では唯一のトイレ付きのダム。

堤高18.5m。奈留島では初めて築造されたハイダムスペックのコンクリート堰体をもつ貯水池で、上水道専用。
ハイダムスペックの貯水池にもかかわらず堰体の天端に上がる方法が徒歩のみという独特の構成は、ここ奈留島の砂防堰堤タイプ貯水池では定番スタイル。
ダム下の広場では桜の季節には地元の人たちの花見場にもなるとのことでトレイもある。
アプローチ路を見て道幅が狭かったので無理してクルマで入るのも厳しそうと思いスルーしてしまった。あとで調べなおしたら、これこそ島いちばんの大きさと古さをもつダムで、またやってしまったという感じだ。
さらに当初アプローチ路と思った道は、一本違う道だった。県道から分岐する実際のアプローチ路は堰体下の広場までなら通常のクルマなら問題なく入れるし、グーグルアースでも表示される。
峠を越えた反対側には、島一番の観光スポットであり世界遺産登録のきっかけともなったメイン構成要素の江上店主堂があり、駐車場、トイレが整備されている。

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離島の情緒あふれる奈留島のスーパーマーケット。シャッターは半開きだが中はお客さんでごったがえしている。終日、この状態だった。


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奈留島
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奈留島にはフェリー便で上陸できる


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世界遺産の構成要素である江上天守堂。これほど静かな世界遺産は初めて。天守堂の建物もさることながら、木の枝ぶりに強いオーラを感じる。


マークした場所はトイレ。