水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

海上釣り堀岬の池(仮称)(大阪府岬)

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道の先は海。

海上釣り堀 岬は、漁協が管理する海上釣り堀。
海上釣り堀には突堤や釣り桟橋から天然魚を狙うタイプと、生け簀に放流魚を入れ、箱状の筏から釣りをするタイプに大きく大別されるが、ここは後者のタイプ。
高級魚を放流しているので釣果と満足度は手がたいものの、料金は1日だと1万円と高い。
公園のような広大な敷地のなかにあり駐車場は無料。公衆トイレあり。
釣り堀のかたわらのにある海岸も釣りがしやすい階段状で、釣り人に人気のようだった。
さて、おめあての池であるが、港湾敷地とは道をはさんだところにある。
疎石を組んだ緩傾斜の護岸で、一部に階段状護岸もある。北東側に流入河川、北西に海への吐き出し。池のすぐ裏手の住宅地とは防潮堤で隔てられている。高潮の際は池までは海水が流れ込むが。池で受け止める仕様か。このような池はどのような目的で整備されているだろう。必ず役割があるはずだ。岡山県の事例では似た護岸形状をもつ海岸近くの池に「〜遊水池」という名が付けられていた。
池の魚影は濃く、水面を爆ぜる波紋がにぎやかだった。ボラだろう。

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魚の波紋。


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階段状護岸。


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海上釣堀岬と、となりの海岸。


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駐車場とトイレ。

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海チカの池では、こういった緩い傾斜で大きめの石を組んだ護岸をときどき見かけるような気がします。何か理由があるんでしょうか。

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左はこのページで紹介した池の護岸。右は六番川遊水池(岡山県)の護岸。


マークした場所は駐車場。