船形山の北側にある山池群のひとつで、湖周長1km級で長沼と並び代表的な存在。沼という名であるが、分類としては湖とすべきスケール。
鎌倉時代に発生した巨大地すべりで生まれた。よく見ると大小の二つの池が近接している。小さい方の池と道はかなりの高低差。身を乗り出して見下ろす感じだがガードレールもないので転落注意。山の間からわずかに白沼も見える。
舗装路が湖岸を通る白沼の方は、道ばたにベンチが置かれたりもしているが、池自体は木々の枝の間から垣間見るような感じになる。水面はヤブ漕ぎの急斜面で簡単に下りられる感じではない。
岸は大小の岩が転がるが山体崩落の痕跡か。沼を圧するように睥睨する山の斜面は、大昔の巨大崩落痕が凄まじさを感じさせる。
マークした場所は千古の森キャンプ場の駐車場(トイレあり)