やっぱり怖い祟りの伝説が
明智光秀の三日天下に終止符を打った山崎の戦いの場となった天王山。この小さな山の中腹を走る道に沿って大池、御茶屋池、蛇姫池が並ぶ。天王山ハイキング路の登山口も近い。
蛇姫池。ちょっと気味の悪い名前だと思っていたら、やはり怖い祟りのお話が。江戸時代ごろ、この池に落ちて死んだ娘が蛇体に変じ池ヌシとなり、村に災いをもたらしたという。祠を立てて祀ったところ災いはおさまるが、禁門の変の際には多くの負傷兵がこの池の水を飲んで息絶えたとの話も残っている。
もとは溜め池だったといい、コンクリート製の洪水吐には水門も付いていた。護岸は垂直護岸で、落ちた時のことを想像したくない不穏さがある。釣り禁止。
今も池畔には祠が立っている。