はねじだむ。
ダムとしては日本初の仕組みが二つ。世界初も。
国営の大規模多目的ダム。型式はロックフィル。
沖縄赤瓦テイストで管理塔、トイレ、取水塔などの設備の屋根が統一されているのが沖縄のダムのこだわりポイント。
日本初なのは、引張ラジアルゲート採用と、小規模放流による水のエネルギーを圧搾空気に変換し、取水門や曝気システムの制御に使うエコシステム。
世界初は、この圧搾空気の力で下流側の魚類をダム湖に押し上げるという、その名も「エアリフト魚道」という、聞いてビックリの仕組みを実用化したこと。
ダム下流広場には親水護岸も設けられ水遊びスポットでもある。
ダム資料館は沖縄の水事情に関する展示が充実しており、2022年の再訪では展示をおもに見てまわった。
ダム資料館
ダムの歴史
このパネルがとにかく素晴らしい。
紀元前にダム造りの天才が現れ、洪水吐という「画期的発明」をしたとのくだりがとても気に入った。
沖縄の水文化
ダムのみならず沖縄の水文化に関するパネル展示も充実。ダムができる前の沖縄の生活水源は「ガー」と呼ばれる井戸だった。現在も現役のものも含め数多くのガーが見られる。
羽地ダムの施設・設備
空気ロック式ゲートレス取水設備
曝気システム
堰体
型式はロックフィルダム
ゲート
魚影
エアリフト魚道上池および本湖ではティラピアの魚影が濃かった。
案内板・駐車場
「ハブに注意」というところが沖縄らしい。
Googleマップ
マークした場所はダム資料館前の駐車場。