逆噴射ウォータースライダーのような魚道
羽地ダムのダムサイトにある一見、ただの親水池に見えて、じつはダムの放流エネルギーで作った圧搾エアーを用いて、ダム下にしつらえられた「魚送タンク」から、66mも上のダムサイトにあるこの池まで水ごと魚たちを打ち上げるという、なんともすごい発想の魚道である。
いわば逆噴射ウォータースライダー。
下界から送り上げられるという世にも奇妙な体験をした魚たちは、さてどんな顔で憩っているのかと池をのぞきこむも、しーん・・。
朝早すぎてエアリフト魚道は営業時間外?
ならば下の魚道タンク前に魚が行列でオープン待ち? そこまで頭がまわらなくて惜しいことに下池の方は見に行かなかったが、甲殻類やヨシノボリなどがハイハイして登る「甲殻類魚道」もある。
この池からダム湖までは放流管で繋がっているということだが、その水循環も圧縮空気を使っているとのことで、とにかくエコなのだ。
2022年の3年ぶりの再訪では池で大量の魚影。しかしどの魚も外来魚のティラピア。
本湖の方でも水の噴射口を確認したが、やはりティラピアだらけだった。