現地の干害防備保安林の標識看板には「藤田ダム」と記されていたが、確かにハイダムスペックを満たすアースダムの堰体が堰く農業用溜め池。
果樹園と丘陵林に囲まれたのどかな雰囲気の中、階段状護岸もありオカッパリもしやすい好釣り場にもなっている。対象魚は、ヘラブナ、ブラックバス。
訪れた日はバサーがいたが、へらぶな釣り師はいなかった。水面を見つめるも、泡づけやモジリといったフナの反応は見られなかったが、岸寄りにけっこうな数の小魚が見える。
しばらく観察していると、その小魚を狙ってか、すーっと近づいてくる魚影。ブラックバスだった。
捕食するでもなく、四尾が横並びになって半時計まわりにスクール。この姿、徘徊する1980年代の不良軍団っぽい感じ。
彼らが去ったあと、無事だった小魚たち。てっきり日本産淡水魚だと思っていたが、あとで写真を拡大してみると、ブラックバスの1年魚だった。
マークした場所はアプローチ路入口。