水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

万博記念公園の池群(大阪府吹田)

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公園池群としては日本屈指のフィールド。ぜんぶの池をめぐるには半日がかり。

一度はコンクリートで固めた万博跡地を、水豊かな森へと再生する「レガシー」。

竹林の丘陵を切り拓きコンクリートで造成され1970年に開幕した万博会場だが、その跡地は人工的に自然循環力を持つ森として再生させる長期展望的なタイムラインがしかれ、半世紀以上がたった今も成長をつづけ、入場料有料ながら訪れる人がたえることのない人気の憩いの場となっていた。
すべての池をめぐれば半日はかかるほどの池充実ぶり。園内の池は斜面を利用した水路で結ばれており、これらの水路も工夫がこらされ見ごたえがある。20もある池にひとつひとつ丁寧に名付けがなされているあたりも池愛を感じずにいられない。

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上は2017年撮影
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意外だったのは、園内で標高の低い位置にある大地の池は、てっきり雨水調節池の役割を持っているのかと思っていたが、園内の池全体の水源として機能しているということだった。ということはポンプ循環?
自然循環の森をめざしているとはいえ、やはりこれだけ豊かな池とせせらぎを維持するためには電力も必要ということか。
アクセスは公共交通であればモノレールで万博記念公園駅下車。クルマなら駐車場有料あり
入園料必要。
万博記念公園内にある池で名前が確認できたものを中心にリスト化したところ、20を数えた。

  1. 夢の池 ★太陽の塔の背中側にある。
  2. ハス池 ※日本庭園内
  3. 旋律の鯉池 ※日本庭園内
  4. 心地池 ※日本庭園内
  5. 大地の池 ★ラジコンボート会場にも。
  6. 水すましの池
  7. 松の池 ★水を抜く作戦ロケ池。
  8. 日だまりの池
  9. どんぐり池
  10. もみの池 →園内唯一の針葉樹に囲まれた池。
  11. 渡りの沼
  12. 水鳥の池 ★園内最大の池。
  13. ひょうたん池
  14. ビオトープの池
  15. にれの池
  16. 双子池
  17. 水草の池
  18. ショウブ池
  19. 観察の森の池(仮称)
  20. バラ園の池(仮称)


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バラ園の池。この池は名前が付けられていない(2021年撮影)


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観察の森の辺縁にある池。この池も名前がない(2021年撮影)
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マークした場所は駐車場入口。