一度はコンクリートで固めた万博跡地を、水豊かな森へと再生する「レガシー」。
竹林の丘陵を切り拓きコンクリートで造成され1970年に開幕した万博会場だが、その跡地は人工的に自然循環力を持つ森として再生させる長期展望的なタイムラインがしかれ、半世紀以上がたった今も成長をつづけ、入場料有料ながら訪れる人がたえることのない人気の憩いの場となっていた。
すべての池をめぐれば半日はかかるほどの池充実ぶり。園内の池は斜面を利用した水路で結ばれており、これらの水路も工夫がこらされ見ごたえがある。20もある池にひとつひとつ丁寧に名付けがなされているあたりも池愛を感じずにいられない。
意外だったのは、園内で標高の低い位置にある大地の池は、てっきり雨水調節池の役割を持っているのかと思っていたが、園内の池全体の水源として機能しているということだった。ということはポンプ循環?
自然循環の森をめざしているとはいえ、やはりこれだけ豊かな池とせせらぎを維持するためには電力も必要ということか。
アクセスは公共交通であればモノレールで万博記念公園駅下車。クルマなら駐車場有料あり。
入園料必要。
万博記念公園内にある池で名前が確認できたものを中心にリスト化したところ、20を数えた。
マークした場所は駐車場入口。