足の形の池といえば、ダイダラボッチ伝説を想起する。ダイダラボッチという巨人が残した足跡、膝をついた跡、などとされる池は全国的に見られるが、この池はどうであろう。
形だけを見れば十人前の足形であるが、現地に行ってみると草原の広がる台地にぽっかり穿たれた池の景観に、なるほど、どんと踏みつけた足跡を思わせるものがある。池を包む草原がさわやかだが、じつは自衛隊演習場である。
戦車が通れるようにしているのか池岸を通る道路は道幅もあり走りやすい。
類名の池として、京都府にへらぶな管理釣り場となっている弁慶足形池がある。