水辺遍路

実踏・日本の湖沼 8,800湖

安民沢(京都府京都)

f:id:cippillo:20200219124406j:plain
ここも金閣寺の一角。陰鬱な空気が漂う

あんみんたく、と読む。「沢」という字は昔は池のことも意味し、特に京都の池では初沢池、猿沢池、広沢池の三つを「日本三沢」と呼んだりもする。
金閣寺の主池である鏡湖池の裏山に位置し、同池の水源でもある。金閣の足もとの流れ込みの先にもうひとつ池がある。(下写真)

f:id:cippillo:20200219124446j:plain

この池からさらに坂道をのぼりながら水の流れをたどっていくと、外国人が群がっている小さな滝、そして金閣一のパワースポットという話の白蛇塚に出た。
石の台座の上に散らばる無数の銭。

f:id:cippillo:20200219124456j:plain
さらに池に流れ込む水路をたどると
f:id:cippillo:20200219124420j:plainf:id:cippillo:20200219124440j:plainf:id:cippillo:20200219124427j:plain


コンクリート台座には三つの石が三角に配置されており、「白蛇の塚」の案内板が立っている。じつはここ、安民沢の池畔の一角で、奥に目を移せばけっこう大きな池が広がっている。
中の島にすくっと白い石が鎌首をもたげ、なるほど白蛇を思わせなくもない五輪の塔があり、これが本来の白蛇の塚のようだ。
三つ石のストーンサークルと、島に立つ五輪の塔。
パワースポットを演出するかのような配置には伝説なりの意味があるのだろうが、それに関する説明らしきものは見あたらない。誰もそんなことは気にならないようで、おのおのパワスポ感を楽しんでいるようであるが、どうも陰の気が強い池だ。
世界遺産観光地・金閣の裏手に、このような池があること自体が私にはおもしろく思われた。

 

f:id:cippillo:20190225122951p:plain


池の一角に見つけました。池から水路への水の吐き出し口。木製の小さな屋根が葺かれ、その表面には苔がびっしり。その向こうには新旧の板支え柱のスリットが見えました。


f:id:cippillo:20200219124414j:plain

f:id:cippillo:20200204223221p:plainf:id:cippillo:20200213170426p:plainf:id:cippillo:20200213170429p:plain
bunbun.hatenablog.com


マークした場所は有料駐車場。