あぶらたにだむ。
東にある内谷ダムを上池とした揚水式発電所の下池にあたる、堤高80mを越える壮観なロックフィルダムである。
ダム湖右岸側を九州自動車道が通っているが、ダムから先は6kmのトンネル区間となるほどの山深い地形。ダムにアプローチするためには山腹に取り付きながら高速と並走する狭い道を進むしかない。ダムサイトにはかろうじて駐車スペースを見いだせる程度で観光的な要素は皆無。
揚水式発電ダムによくあることだが、上池の内谷ダムは油谷ダムから直線距離は2.5kmだが、行くためにはぐるっと山をトラバースする必要があり、何時間かかるだろう。
あわよくば空撮で内谷ダムの方も、と期待したが、その姿は捉えられなかった。下の左側の写真では導水管のようなものが見える。内谷ダムの方はこの山の向こうということか。