水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

宮内庁新浜鴨場の元溜(千葉県市川)

複数の池の中にインベーダーのような不思議な形状の池がある(2023年2月時点のGoogleマップ)

インベーダーのような形の池の正体は?

きわめて特殊な用途の人工池で全国で現存4つしかない池の正体は、宮内庁が所管する「鴨場」。平常時は一般の立ち入りはできない。宮内庁の鴨場については、埼玉鴨場の項に記したのでそちらをご覧いただければ。

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網で取り逃したカモが他のカモ群に危険箇所として伝えるのを防ぐため、鷹を使って仕留めるというようなことも昔は行われていたようだ。

周辺には野鳥の楽園「行徳近郊緑地」

周辺には緑地保全エリアが広がり、複数の池がある。
以下、市川市のオフィシャルサイトより。

行徳近郊緑地(総面積83ヘクタール)は、行徳地区の内陸部の湿地帯や東京湾の埋め立てが進む中で、野鳥の生息の場と緑地を保全することを目的に、人工的に造成された緑地です。
この緑地には行徳鳥獣保護区(56ヘクタール)と宮内庁新浜鴨場の二つがあり、都市部の中に残された貴重な自然環境です。
野鳥にとって貴重な生息空間であると同時に、市民が自然とふれあう場としても利用されています。
この緑地ではイベントが定期的に開催されており、千葉県から管理業務を受託したNPO行徳自然ほごくらぶが中心となって、行徳鳥獣保護区の自然や生きものに親しむ講座が催されています。
平常時は立ち入り禁止ですが、周辺の通路からでも緑地内の野鳥を観察することができます。