水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

坂月第2調整池(千葉県千葉)

台地に刻まれた谷津田の地形が残る。宅地化のため調整池に改造されたものも少なくなさそうだ。
人の手で造られた池は管理しないと消失していくが、この池の近くにあった案内板には、スタジイなどの原生林を伐採し、里山に有用な照葉樹を植えて下草刈りなどの管理を行い、15〜20年サイクルで伐採するサイクルで保たれてきた雑木林も、やはり人の手が及ばなくなると数十年で照葉樹林が他の植物を駆逐独占する「極相林」へと戻っていくということが記されていた。