水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

花島公園の噴水池(千葉県千葉)

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千葉市が管理する花島公園。ゆるやかに傾斜した園内を西から東へと下る水路が、名の付いた三つの池を直線上に結びながら貫流している。
噴水池は三つの池では最上流にあり、流れ込みは水遊び仕様の人工渓流になっている。
池はぽつぽつと疎石が配され、玉石を敷いた底で浅い。右岸はなだらかに遊歩道と連続、左岸は水上にせり出したテラスと階段状護岸。水遊びを想定した設計のようで、谷戸のように両側を雑木林の段丘に囲まれた閉鎖地形ながらも、池自体はとことんオープンというパラダイス感がまばゆい池だった。

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流れ込みの人工渓流。


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階段状護岸と、せり出したテラス。奥の段丘の上は道路と住宅地。


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野鳥の案内板。


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駐車場と案内板。

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池の近くに立っていた「雑木林のはなし」という案内板。雑木林について、やけに熱い!
雑木林は自然林かと思っていたけど、人の手で管理しないと、だめになってしまうんですね。う〜ん、池と同じ。
「雑木林の4つの魅力」は、

  1. 歴史文化の魅力
  2. 動植物の宝庫
  3. 美しい景観
  4. 再生技術の知恵の魅力

四つ目の「再生技術」を「築造技術」に置き換えたら、池にもそのままあてはまりそうです。

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マークした場所は駐車場。