水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

六工区池(熊本県八代)

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ヘラブナ、バス、ギルの釣り場として地元で「六工区の池」とも呼ばれる。コンクリ護岸と大石を敷き詰めた緩斜面護岸で水面も近く、釣りをするにはいい案配だろう。
水無川のすぐ隣にある池であるが、水無川と平行する水路に接続しているだけで、直接通水しているわけではない。川の方は潮の干満が大きく塩分を含むため、用水として利用するには別の水路を設ける必要があったのだろう。この水路はよく見ると干拓地を取り囲んでおり、海との接続部には水門があり、水無川と水の色が異なる。
有明海の干拓地ならではの、ちょっと特殊な状況で仕事をしている池といえそうだ。ボラも生息するが汽水ではないだろう。
2020年8月に千尾以上のボラが大量死し、地域ニュースとなった。原因は豪雨による土砂の流入で呼吸困難を起こしたものと考えられている。

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