水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

栂池自然園の池塘(長野県小谷)

f:id:cippillo:20201126151455j:plain
不思議な形は自然とこうなった? エッジがシャープだし、底に沈んでいる石も気になる

有料だが見ごたえ、歩きごたえのある湿原群

標高1,900mから2,000mに位置する四つの高層湿原からなる天然の空中庭園が栂池自然園。
大駐車場(有料)からゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぐことで、費用をのぞけば手軽にアプローチできることから、北アルプス屈指の人気ハイキングスポットになっている。
往復のゴンドラ+ロープウェイ乗車と入園料セットで3,500円(2020年現在)

f:id:cippillo:20201126143021j:plain

 

四つの湿原と池塘

山頂近くにある白馬大池から雪渓を通じて流れ出している楠川によって、園内は大きく二分される。
場所によってはイワナの魚影を見ることもできるそうだ。

ミズバショウ湿原とワタスゲ湿原

自然園入口から最初に現れるのがミズバショウ湿原。次にワタスゲ湿原が広がる。

f:id:cippillo:20201126151436j:plain

f:id:cippillo:20201126151500j:plainf:id:cippillo:20201126151447j:plainf:id:cippillo:20201126151427j:plainf:id:cippillo:20201126145417j:plainf:id:cippillo:20201126151418j:plain
f:id:cippillo:20201126145439j:plain
池塘の底には枯れた草が見られない。粒状の石と、甌穴のドリルストーンを思わせる大きな石。どうなっているのだろう?

 

楠川

山頂近くの白馬大池からつづく雪渓と谷が楠川となって、湿原をのせる台地を二分している。

f:id:cippillo:20201126151408j:plain

 

浮島湿原

楠川を渡った先に現れる広大な湿原。
その名のとおり池塘には浮島もみられる。

f:id:cippillo:20201126153017j:plain
浮き島のある大型の池塘
f:id:cippillo:20201126153054j:plainf:id:cippillo:20201126153049j:plainf:id:cippillo:20201126153044j:plainf:id:cippillo:20201126153038j:plain
f:id:cippillo:20201126153024j:plain

 

展望湿原

f:id:cippillo:20201125235016j:plain

湖面標高2,020m。栂池自然園の最高標高地点であり、起点からもっとも遠い地点にある湿原に穿たれた池塘。
白馬大雪渓のビューポイント。
展望デッキあり。

f:id:cippillo:20201125235027j:plainf:id:cippillo:20201125235021j:plain
f:id:cippillo:20201125235032j:plain


 

栂池自然園の全景

f:id:cippillo:20201126153031j:plain

f:id:cippillo:20201126143016j:plainf:id:cippillo:20201126143010j:plain


 

山池さんぽマップ

f:id:cippillo:20201126122311j:plain
北アルプス・白馬連峰の山池さんぽ(ver1.12)


 

GPSデータ

f:id:cippillo:20201126145410j:plain


 

Googleマップ