水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

栂池自然園の池塘(長野県小谷)

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不思議な形は自然とこうなった? エッジがシャープだし、底に沈んでいる石も気になる

有料だが見ごたえ、歩きごたえのある湿原群

標高1,900mから2,000mに位置する四つの高層湿原からなる天然の空中庭園が栂池自然園。
大駐車場(有料)からゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぐことで、費用をのぞけば手軽にアプローチできることから、北アルプス屈指の人気ハイキングスポットになっている。
往復のゴンドラ+ロープウェイ乗車と入園料セットで3,500円(2020年現在)

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四つの湿原と池塘

山頂近くにある白馬大池から雪渓を通じて流れ出している楠川によって、園内は大きく二分される。
場所によってはイワナの魚影を見ることもできるそうだ。

ミズバショウ湿原とワタスゲ湿原

自然園入口から最初に現れるのがミズバショウ湿原。次にワタスゲ湿原が広がる。

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池塘の底には枯れた草が見られない。粒状の石と、甌穴のドリルストーンを思わせる大きな石。どうなっているのだろう?

 

楠川

山頂近くの白馬大池からつづく雪渓と谷が楠川となって、湿原をのせる台地を二分している。

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浮島湿原

楠川を渡った先に現れる広大な湿原。
その名のとおり池塘には浮島もみられる。

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浮き島のある大型の池塘
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展望湿原

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湖面標高2,020m。栂池自然園の最高標高地点であり、起点からもっとも遠い地点にある湿原に穿たれた池塘。
白馬大雪渓のビューポイント。
展望デッキあり。

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栂池自然園の全景

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山池さんぽマップ

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北アルプス・白馬連峰の山池さんぽ(ver1.12)


 

GPSデータ

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Googleマップ