水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

あまだ里山 2号トープ(静岡県裾野)

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2号トープと、あずまや

現地の案内坂には「あまだトンボ池 ふかさわの森」と銘打たれている自然公園。「あまだ里山」という呼び方もある。
遊歩道や木道が敷かれた園内にはトンボ池のほかに水芭蕉園と「○号トープ」と名付けられた3つの池がある。
「トープ」はビオトープの略。通水しており上流から水芭蕉園、3号、2号、1号の順に下っていく。
各トープ池はこじんまりとしつつも、隣にはせせらぎが音を立て、小さな島には広葉樹が新緑がまぶしい。自然が作りだした山あいの小さな谷にうまれたオアシス感が、さわやかな涼味とともに心を満たしていく。
驚いたことに、この場所は、もとは水田だったそうだ。廃田となった里池、里田を人の手で整えた。けっして自然にこうなったわけではない。控えめなトープ池という名がそれを表している。
このページでは水芭蕉園を含めた4つの池を採録。

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案内坂


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駐車場から歩いていくと、まもなく分岐。トンボ池に行くためには「あまだ里山」の方に入る


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まもなく右手に水芭蕉園が現れる
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せり出しのお立ち台もあって、じつにいい雰囲気。直下にあるのが3号トープ


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3号トープ横のせせらぎの一角に石灯籠と水神様が。ここに小さな里と生活の営みがあったことをうかがわせる


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吐き出し側から2号トープ


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2号トープから流れ出した沢は、あずまやの先で崖に出会い「あまだの滝」となってトンボ池にそそがれる


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よく見ると、なかなか気合の入ったあずまやである


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水の方は滝となって落ちるが、人間はここから急階段を下る


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下にも池が。これが1号トープか


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駐車場は未舗装

bunbun.hatenablog.com


マークした場所は駐車場。