水辺遍路

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笠松トンボ池(岐阜県笠松)

【笠松トンボ天国】

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池畔に居並ぶ聖牛は、この池がもともと木曽川本流だったことの名残り。

木曽川堤防のかたわらにある小型の河跡湖。河川改修ではなく木曽川の河筋が変わったことで生まれたというから、天然沼沢に分類されようか。
中池、まこも池、古池と連続的につながっており、木曽川笠松河跡湖群とでもいう池群を構成。これらの池に、ため池、造成池の二つの池を加えた河川敷は、帯状の樹林帯を従えて笠松トンボ天国という名のビオトープとして保全されている。
国営公園の木曽川水園とは地つづきなので、水園駐車場から歩いて行くこともできるし、トンボ天国の遊歩道入口にも未舗装駐車場が用意されている。トンボ池までは500mほど。
途中、古池、まこも池、中池を経てトンボ池に出る。
トンボ池はもともと木曽川の本流だったこともあって、奥側の池岸に土木遺産にもなっている聖牛の姿も見られる。
聖牛は石を詰めた竹篭と丸太を組み合わせて造った伝統的な減勢工の一種で、発祥は戦国時代の甲斐国とされる。
また、トンボ池は岐阜の名水50選にも選ばれている。清冽な水というよりは魚やトンボを育む豊かな水という印象だった。水面を見ていると、魚がつくる波紋が光を踊らせてにぎやか。へらぶな釣り師の姿も見られた。野鳥もいろいろな種類が飛来するようだ。
1980年から90年代にかけては、自転車でやって来る少年たちのルアー釣り道場で、ライギョ中心でブラックバスやブルーギルが釣り少年を熱くさせていたようだ。懐かしの吸い込み仕掛けの鯉釣り師もいたという。
2018年放送の「池の水ぜんぶ抜く作戦」ではライギョが駆除されたが、へらぶなや小型の在来魚にもかなりの犠牲が出たこともあって、イベント的な水抜きの難しい側面も垣間見えた。
水抜き後もへらぶな釣り師の姿が見られたので、在来魚はしっかり回復しているようだ。

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現在の木曽川本流と笠松トンボ池。堤防沿いに奥から、トンボ池、中池、まこも池、古池と連なる樹林帯がのびているのが分かる。


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笠松トンボ池の全景。


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野釣り場にもなっており、池岸は竿を出しやすいポイントが多い。


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笠松トンボ天国の案内マップ。
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マークした場所は駐車場入口。