水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

船浦湾干潟(沖縄県西表島)

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案内版の上に見えるのは、イリオモテヤマネコの像

西表島の船浦湾は、注ぎ出すいくつもの川が運びこんだ土砂が堆積し広大な干潟を形成し、海中道路と呼ばれる二車線道路によって三つの通水口を残して海と遮断されるかっこうになっている。
この干潟を湖のように隔てている陸繋砂州が天然のものなのか、道路を建設するために設けられたものなのか定かではないが、通りがかりに気になったので立ち寄ってみた。
右岸側の砂州の付け根に駐車スペースと案内板があり、干潟にも降りられるようになっている。
船浦湾干潟は環境省が選定を練り直している「日本の重要湿地500」の改訂バージョン「重要湿地」(名前がシンプルすぎ?)のNo. 630に挙げられており、多様な生物のゆりかごとして重視されているだけでなく、カヤックツアーなどの起点にもなっている。

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長い砂州で外海と切り離されている。中央部に橋がかかり「海中道路」と呼ばれている


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干潟の奥には西表島に豊かな恵みをもたらす重畳たる山々が。写真の中央右寄りをよく見ると、名所「ピナイサーラの滝」が一筋の水柱となって、その姿を見せている。
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八重山諸島の島池さんぽ(ver.1.07)西表島の描き込みを追加


マークした場所は、舗装駐車スペース(案内版あり)