地図で見ると石垣島の二大河川のひとつ、名蔵川の河口部に縦横2kmほどの大きな池が横たわっているように見える。
名が付いていなければ、マングローブが茂る川の河口ということでここで取り上げなかったかもしれないが、「名蔵アンパル」という変わった名が与えられており、ラムサール条約登録湿地にもなっている。漢字は「網張」をあてる。
その意味を素直にとれば漁業のさかんな場所となろうが、張った網に捉えられるのは魚とは限らず、賊や逃亡者を捕まえる場所という解釈もある。
なるほど魚影はいたって濃い。元気に跳ね回る魚の波紋で水面はいっときも休ませてもらえない。案内版によると魚類だけでなく、水生生物、野鳥も含めて「生命のゆりかご」とある。
カメラで捉えることのできた魚は、ボラのようだ。それと、カマスのような魚。
名蔵湾に沿った県道は、レジャー関連ショップ銀座。
橋の上からが全体を見渡せるが、右岸側の橋のたもとに駐車場があり、干潟に降りてアンパルを散策することもできる。
マークした場所は駐車場。