赤坂駅前のTBS放送センタービルのかたわらにある小さな池。階段状の流路がありポンプで水を循環させているようだ。
「自然界には直線はない」という建築哲学で知られるフンデルトヴァッサー氏の手による造園らしい。氏の建築物といえば大阪市環境局舞洲工場が有名。予備知識なしであの建物を見たときは仰天したものだ。
この池にはミツバチが水を飲みに来るとのことで、刺激しないようにとの看板があった。煙草の吸い殻ひとつ落ちていない巨大ビルの谷間の空間にあって、時間に取り残されたエアーポケットのように荒廃した雰囲気もなぜか味わいに感じる。