びるもぬま。武衡生捕池。
水上デッキなど親水設備も整備され、釣り人でにぎわう。
遠く平安時代、金沢柵落城の際、清原武衡が生け捕られた場所で、刀の鞘の尻を切ったものをシュノーケルのようにして水中に潜伏していたと言い伝えられている。武衡が潜っていたのは池のどのあたりだったのだろう。
2014年春に訪れた際には「釣りには遊漁許可証が必要」との看板があり、ひとっこひとりいなかったが、2017年の春にはバス釣り、へらぶな釣りともに多くの釣り客が見られ、明るい雰囲気に。
14年も17年も訪れた時節はほとんど同じなのに、人がいるだけでこうも雰囲気が明るくなるものかと驚いた。池もまた、多くの人に愛されるほど表情が生きてくるのかもしれない。
2014年撮影。