いずぬま。
国天然記念物とラムサールのダブル指定。渡り鳥の聖地は、ブラックバス受難の聖地でも。
「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」として、近くにある内沼とともに国の天然記念物およびラムサール条約登録湿地にも指定。
周囲20kmクラスの広大な水辺でありながら、河川が運んだ土砂が堆積することで穏やかに生まれた天然湖沼というから驚く。水質悪化が悩みの種で全国ワースト2位になったこともある。(このときの一位は静岡県の佐嶋湖)
釣りの方でもメジャーフィールドであり、地元の人によると、春ののっこみの折りは大型のへらぶなが岸近くに上がってくるため、この時期限定で流れ込む水路の藪を切り開いて竿を出す人も多いそうだ。
また、ブラックバスにとって伊豆沼は受難の聖地といえる。人工産卵床を使って卵を一網打尽にする駆除手法は「伊豆沼方式」として全国に広まった。
2017年冬、水位を15cmほど下げたら飛来する白鳥が四倍になったというニュースがあった。鍵を握ったのは、泥の中50cmのところに埋まっているレンコンとのことである。
夏の伊豆沼。
(撮影:織田英実/2013年7月10日)
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マークした場所は駐車場。